山登り日記

山は登っていませんが。すみません。

20代女性が『後妻業の女』を見に行ったら、おもしろかったんだよ(ネタバレ少含)

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www.gosaigyo.com

 

見てきました!

 

いま、なんか話題作が多いですよね。

庵野秀明監督『シン・ゴジラ』とか、新海誠監督『君の名は。』とか。

 

洋画もいいのいっぱいやってます。なんとかイリュージョンみたいなやつとか。

(すみません、洋画はあまり見ないので)

 

 

ゴジラは見に行きました!

 

すごい面白かったです。ここ最近で一番面白かった。

最近生まれたばかりが何を言うという感じですか?(ご高齢に向けてのコメント)

まぁ、そういわずぜひ見てほしいですね。ゴジラめっちゃ強いから。

 

 

「『君の名は。』は、日本映画史に残る名作やでぇ!」と友人に言われたので

それは見に行かないとなぁと思っていて、

ポッカリあいた三連休中日、映画に行くことにしました。

 

 

15:00 到着  映画館

 

いいタイミングで『君の名は。』と『後妻業の女』があるじゃないですか~!

 

 

ん…?

後妻業やってんじゃ~ん!

 

『後妻業の女』、ちょ~う見たかったんですよね

 

大竹しのぶさんのポスターがかわいくて

なんか、ハチャメチャな感じがしたから。

 

ヤンタンリスナーの我が身、明石家さんまさんLOVEなので

明石家さんまさんがLOVEだった大竹しのぶさんは、LOVEりんなのです。

 

 

君の名は。は話題作だからどうせ友達誘ったら誰か来てくれるだろう

なんてったってあの工藤遥ちゃんが二回も見に行った名作なんだし。

 

ということで、後妻業を見ることにしました。

 

 

大きめのスクリーン。平日。15時。

『後妻業の女』客層

 

じじいとばばあばっかじゃねえかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

見渡す限りじじいとばばあ

一面に広がるじじいとばばあ

 

ここはサウナか銭湯か?

 

 

席につこうとしたら、私の席にじじいとばばあが座っていました

 

「あ、あの」

「あれ、ここやった?」

「あ、はい」

「わたしらあのへんの席やってんけどな、移動してきてんか、ずれよか?」

「いや、いいですよw ちゃうとこで見ときます」

 

といきなり、熟年夫婦の洗礼を受けました。

なんでわざわざ移動してきたんだ… よくわからんあつかましさがある…

 

ポップコーンじゃなくて水ようかん食うとけ…

 

 

映画広告も、なんか温泉とか疲れ癒す系ばっかりだし、

映画予告も

死に際をテーマにしたものとか、歴史ものとか、遺産ものとか

 

ターゲットが完全にご年配向けで

もう始まる前から、じわじわおもしろすぎて最高でした。

 

 

 

本編は、こんなかんじ。

 

大竹しのぶさん演じる小夜子は、結婚相談所の所長(豊川悦治さん)と組んで後妻業をやっています。

お金を持ってて、かつ、すぐポックリいきそうなターゲットを見つけては、寄り添い、公正証書を書かせて、死後遺産をゴッポリもっていくというものです。

 

ざっくりいうと、コミカルなキャラクターたち(ほぼじじいとばばあ)が、

「お金」をめぐって、葬式したり、喧嘩したり、ドンパチしたり、セックスしたりする映画です。

 

 

とにかくお金に執着して、男を渡り歩く小夜子のキャラクターが

わたしはとても好きで、警察に捕まってほしくないなぁって思って見てたんですけど

オチが秀逸でしたねぇ

 

是非見てください(みんな見なさそう)

 

 

この映画見て感じた 具体性のあるメッセージは

「あ、遺書って大事なんやな」ということ。

 

この映画を私と一緒に見たじじいばばあも同じこと考えてるのかな

と思うと、なんかわらけました。

 

というか、2時間にわたって後妻業の話をご年配とみていたという事実が

私にとってはおもしろすぎてですね。

 

 

映画館を後にして、ふと思ったのですが、

 

最近、気が付くと自然を求めていて、田舎にとても魅力を感じたりするのは

もしかして、わたしの感性がシニア化しているのが原因なのか?!と。

 

昔から、感性は大人びているほうだとは思っていたけど

そんな、大人、通り越しすぎは、ちょっと、困る!!!笑  と思いました

 

 

 

次こそ『君の名は。』を見て、若者の感性を取り戻してやりたいですね。

 

いや、青空エールかな?